公務員関係

公務員(行政職員)はオワコンなのか?

公務員はオワコンなのか?

このまま公務員として働いていていいのか悩んでしまい夜も眠れない。

公務員から転職しようか考えている。

 

こういった疑問にお答えします。

 

 

 

結論

公務員はオワコンです。その詳しい理由について下記で解説していきます!!

 

 

 

 

記事の信頼性

筆者は某県庁の行政職員(技術職)として3年間働きました。

主な担当業務は公共事業で、事業の計画をたてるところから実際に工事を発注して契約するのが主な仕事でした。

現在はブロガー、webエンジニア、ライターとして生きています。

 

 

筆者の持論として、公務員という職業自体は今後も安泰。無くならないと思っています。

 

しかし、公務員をいち組織として見たとき確実にオワコンだと思っています。もしも公務員が一般企業だったら、確実に滅びていると思います。

 

その理由について元公務員で現在は一般企業で働いている筆者の経験から解説していきたいと思います↓

 

 

 

ザ・縦割り組織

公務員って業務における自陣の見極めがかなりシビアだと思うんですよね。

 

ここからここまではうちの仕事だけど、ここからあそこまではそっちの仕事でしょっていうのがかなりシビアで。それうちの仕事じゃないよね。って露骨に嫌な顔されることもしばしばです。そうかと思えば、なんでも総務に投げればいいと思っている輩もたくさんいます。

 

ようは縦割り組織ってことが言いたいんですが。

 

基本的にみんな余計な仕事はしたくないのが理由として一つあると思います。これは頑張っても頑張らなくても給料は一緒なので、省エネで行きたいという心の表れだと思っています。

 

そしてもう一つが法律や規則、運用で決まっているパターンがあることに由来してるパターンがあると思います。

 

わかりやすく例を出すと、“海岸“ってありますよね。日本は島国なので四方を海に囲まれているわけですが、波や海岸侵食等で削られて地形が変わってしまいます

 

これは視点を変えると、日本の領土が少しずつ減っているのと同義なんですよね。行政には海岸を保全していくという使命もあるのです。

 

で、実は一口に“海岸”っていっても、5つぐらいに細分化できて、

 

保全するために建設工事を行おうと思ったら、各海岸を管理しているところに申請する必要があるんですよね。ようはその海岸が何に該当するかどうかで所管も違ってきますし、申請方法とか変わってくるっていう話です。

 

で、もし災害等である地域の海岸が崩れたという事案が発生してとして、

 

不運にもその場所が2種類の海岸にでもまたがっていようものなら、どちらの管理者にも申請を出して、許可をもらって、、、

 

という面倒な自体に陥るわけです。

 

仕事しているこっちとしても面倒なのでどうにかしてほしいのですが、法律できまっているのでどうしようもないんですよね。

 

こういった法律や規則、運用による管轄の区分けが公務員の縦割り思想を形作っているといっても過言ではないと思います。

 

話は変わりますが、引越しをしたり結婚したり、子供が生まれたりで役所に手続きに行ったりすると思います。

 

窓口は平日しかやってないから、共働きの人たちは仕事休んで行かないといけないですし、一つの窓口だけでなくていろんな窓口に行かないといけないじゃないですか。

 

あれも縦割り組織の弊害だと思っていて、韓国なんかだとその辺がかなり進んでいるんですが、自分のIDの番号さえ覚えていれば、いちいち役所に行かずにネットで手続きができるらしいんです。かつ、ワンストップというか。

 

例えば転居の申請をしてとして、電気とか水道、ガスの手続きから税金の手続きまで、他のサービスも連動して手続きができるらしいんですよね。全く同じシステムを日本で展開できるとは正直思いませんが、日本の行政もこの横の連携を少しは見習ってもいいんじゃないかなとは思います。

 

縦割りによって、役所で働く側からしても、手続きをしに来た人にとっても、非効率であるという点で公務員はオワコンだと思います。

 

 

 

 

仕事できないやつがのさばっている

重要な判断はすべて人任せ。人に仕事振って自分は何もしない。どうでもいいことにめちゃめちゃこだわる。上司の顔色ばかり伺っている。新しいことをやりたがらない。

 

こういったいわゆる「仕事できない人」あなたの周りにもいませんか?

 

仕事できないやつがチーム(≒組織)のリーダーになったところで尊敬できないし、信頼できないと思うんです。意外と若い子達って人を見ているので、尊敬(信頼)できない人にはついてこないですよね。尊敬できないということはやる気もなくなりますし、結果的にチームのパフォーマンスも低下してしまうと思います。

 

もちろんみんながみんなそうだとは思わないです。筆者が行政職員やっていたときも優秀な人がたくさんいました。

 

筆者は上司に恵まれていて、仕事できるタイプの人の下につくことが多かったので、仕事の進め方やコミュニケーションの取り方等で学ぶことが多かったですし、いつかこういう上司になりたいなと思いながら仕事していました。

 

が、しかし、一定数仕事ができないやつが上司でいるというのもまた真理だと思うのです。

 

課長や部長クラスに昇進してから急に信用できなくなった人もいます。こういう人を見るとやはり立場が人を変えてしまうのかなとも思うのですが、周りの顔ばかり伺ってないで、ある程度の役職の人だったら、「責任は全部おれが取るから自由にやれ」くらい言ってほしいものです。

 

信頼と尊敬は個人的にとても重要なファクターだと思っています。この2つを欠いたら、絶対に下はついてこないと思います

 

筆者は2023年のWBCでの栗山監督がとても印象的なのですが、栗山監督は選手を信じぬいているからこそ、選手もその期待に答えようと自分が持っている最高のパフォーマンスを出そうと頑張る、結果モチベーションが上がり、チーム(≒組織)としても良い結果が出せる。

 

仕事も同じだと思うんですよね。

 

ですから、地位や役職に振り回されず、我々一人ひとりが教訓として、手を抜かず、信頼され、尊敬されるような仕事を続けていくことで、部下に信頼され、部下が頑張り、そんな部下を信頼することで結果としてチームとしての士気が上がり、パフォーマンスも最大化されていくと思います。

 

まあ、筆者は課長になったことないので課長の気持ちはわかりませんがね(笑)

 

 

 

行政が先陣切って何かやるとことごとく失敗する

個人的な意見ですが、行政が主導して設計した“箱もの“だったり“ブランド“ってことごとく失敗しているイメージがあります。(中には成功している事例もあるので一概には言えませんが。)

 

行政って数字とか資料を作るのは上手だと思うんです

 

数字上だとうまいこといきそうなりそう→予算引っ張ってきたぞ!→あれ、数字どおりやってみたけどうまくいかないな。なんでだ?

 

っていうケースが往々にしてある思うんですよね。

 

これって“行政は商売屋じゃない“。からだと思うんです。つまりどういうことかというと、経営学の視点というか。そのへんが欠如している気がしていて。

 

もしも、企業が計画立案したプロジェクトで商品開発なりイベントなり、施設を設計・運営するとなったら、

 

どれくらいの規模を想定していて、建物なら建設にどれくらいのコストがかかって、どれくらいの利益が見込めるのか。運営にはどれくらいのコストがかかるのか。そもそもニーズがあるのか。それなりの集客が見込めるのか。市場規模はどれくらいなのか。人的リソースはどうやって確保するのか。などなど

 

いろいろ考えることがあるわけです。

 

企業の“お金“というリソースを切り崩してまで、それを投資してまで、新しい事業を展開するわけです。もちろん資金が足りなければ、お金を融資してもらう必要もあるかもしれません。

 

お金だけではなく、新しいことを始めるには時間も労力もかかることでしょう。

 

ようは結構なリスクが伴うわけです。新事業がうまく行かなかった場合は、経営が傾く可能性だってあると思います。

 

いち企業はそれが当たり前なんですが、行政にはそういう危機感がありません。

 

うまく行かなかったとしても、責任を取らされるわけでもないですし、予算についても、確保さえできれば毎年潤沢にあります。国からの補助金だってあるかもしれませんし、投じたお金を回収する必要もありません。なんなら箱ものを作る場合、あんまり儲かったらよくない状況もあるかもしれません。

 

一番タチが悪いのはこの行政主導のプロジェクトに一般の企業が巻き込まれた場合です。

 

意図的に巻き込まれたにしろ、事故的に巻き込まれたにしろ、企業としてはプロジェクトに絡むからには企業の利益になるような恩恵を期待してプロジェクトに参加していると思うんです。

 

でも行政は別に儲かる気でやってないし、そもそもの計画段階から机上の数字だけで甘く考えている場合が多いので、結果として一旦走り出したはいいものの、薄っぺらい計画ではうまくいかず、途中で頓挫してしまう。

 

結局、行政と一般企業では見えている景色にズレがあるのでこういったことが起こるのだと思います。

 

筆者はこういった事例を巻き込まれ事故と呼んでいるのですが、スタート時はうまく行っているかのように見えて、途中失速して、結局再起不能になるので、なんらかの利益を期待して参加した企業にとってはなんの得にもならないですし、時間と労力を割いているという点ではむしろマイナスです。

 

途中で不時着できればいいですが、振り上げた拳は下ろせなくなるのか。

一方で、公務員はほぼ無傷なので、また同じようなことを繰り返しどんどん被害者を増やしていくという暴挙をいつまでも続けるでしょう。

 

そういった意味で行政はオワコンだと言えると思います。

 

ですので、正しい行政との付き合い方としては、補助金などうまく活用できるものは活用して、あとは行政であればある程度信頼があるのでフライヤーに名前だけ入れておくとかして、ある程度距離を保っておくのがいいと思います。

 

 

まとめ

今回は行政がオワコンな理由について見て来ました。

 

その理由は


・縦割り組織すぎて、横の連携が取れていないから。

・仕事できないやつが組織の上の方にのさばっているから。

・行政は経営感覚がないので行政スタートのプロジェクトは失敗しがちだから。

 

といった具合でした。

 

最後まで御覧くださいましてありがとうございました

 

ではでは。

 

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