・新卒で公務員になり3年目を過ぎたが、毎日が楽しくない。
・転職を考えている。
・30代を目前にこのまま公務員を続けていいか悩んでいる。
こういった疑問にお答えします。
✔結論
思いたったが吉日。現状に不満がある人は退職も視野にいれてみては?でも準備はしっかりしましょう!
✔記事の信頼性
筆者は某県庁の行政職員(技術職)として3年間働きました。
主な担当業務は公共事業で、事業の計画をたてるところから実際に工事を発注して契約するのが主な仕事でした。
もともと地域のために住民のために役に立つ仕事がしたいと思って入庁しましたが
現実とのギャップが大きく自分の仕事が本当に地域のためになっているのか、行政の仕事に不信感を抱くようになり
葛藤の末思い切って退社してフリーとなりました。
現在はブロガー、webエンジニア、ライターとして生きています。
✔目次
目次
1.年齢が30代以下
2.残業が多すぎて心身ともに疲弊している
3.公務員を辞めても生きていける自信がある
4.業務や体制について不満がある
5.スピード感のある仕事がしたい
では早速見ていきましょう。
年齢が30代以下
転職をする年齢として30代が大きな節目だと思っていて、それをすぎてからは公務員を辞めるというのはあまりオススメしません。
理由は①退職金や年金の問題と②体力的な問題の2つです。
公務員のいいところとして、福利厚生がしっかりしていることが挙げられると思います。
定年まで満度に働けばそれなりに退職金(2000万ぐらい)は貰えますし、年金も給料から天引きされて、積み立てた額が年金としてしっかり帰ってきます。
30代前半くらいであれば転職のしやすさや年金等のデメリットを考慮しても辞めてもいいかなと思いますが、40代以上であれば無理して辞めずにそのままステイし続ける方が賢い選択だと思います。
また、②体力的な面についてですが、40代にもなるとある程度、管理職についてバリバリ仕事をしている頃だと思いますが
転職活動するにあたっては時間の確保に加えて、体力的な面も必要となってくるため、就活のやりやすさも考慮すると30代までだと考えています。
心身ともに疲弊している
これは僕の元上司の体験談になるのですが
業務上不運が重なって国に申請を出す期限が迫っていて徹夜が2日間続いたことがあったそうです。
自宅に帰ることができず、職場で仮眠をとっていたりしたそうですが、その際、電話で奥さんに「今日も帰れない」と話した時、自然と目から涙が溢れ出たそうです。
(僕は幸い職場環境に恵まれ徹夜はしたことありませんし、残業も長い時で11時くらいまでですが、、)
基本的に残業や土日勤務のない行政職員もとい公務員ですが、緊急対応時や業務上せざるを得ない部署があるのもまた事実です。
そういった場所ではみんなが慢性的に超過勤務している傾向にあり、慢性的に残業や土日勤務があったりします。
そこで長い時間働いていると超過勤務が当たり前になってしまい、長く働くことに対して感覚が鈍くなってしまいます。
結果気づけば、心も体もボロボロになってしまっているという状態になってしまいます。
公務員の特性上転勤があるので一生その部署にいることはありませんが、あまりにも酷い場合は業務の割り振りについて改善してもらえるように上司に相談してみたり
組合に相談してみたり、上司のさらに上司に相談してみたり。それでも改善しないようであれば、いっそのこと転職することをオススメします。
家族がいる場合は尚更です。
職場であなたが担当している業務は他の人が変わって仕事をすれば代替が効きますが、家族を支えるあなたの体は代替がききません。
後悔してからでは遅いですよ。
あなた自身のため、家族のため、その仕事をやり続けることが本当に正しいのか考えてみてください。
組織体制に不満がある。
公務員として働いていて、『この仕事何の意味があるのかな?』 とか『他にもっといい方法があるんじゃないか?』
と感じることが少なからずありました。
行政職員について言えば、正直無駄な仕事が多いですし、あまり意味のない仕事に時間を割かれることが多かったと思います。
言い換えれば業務を効率化できる余地があると思っていて、行政職員の業務の中でも、特に住民との距離が近く、必要不可欠な窓口業務であったり、法律や条例等の規則に基づいていることや、個人情報に絡む業務等を除いて
もっと業務の効率や生産性を上げることができると思います。
きっとそう思っている人は僕だけでなく、今現在役所で働いている職員の中にもいると思うのですが、いかんせん組織の中で改革を行うのはコスパが悪いです。
前年踏襲で同じように仕事をこなしていた方が時間的にも体力的にも圧倒的に消耗も少ないですし
鉄の意思で改革を進めたとしても周りに歓迎されない場合もありますし、派手に目立ってしまうと偉い管理職の人たちに目をつけられがちです。
結果昇進に響いたり、最悪飛ばされることもあるかもしれません。
そんな不毛な戦いを繰り広げるのに時間とエネルギーを消費するのは非常に非効率です。
そのエネルギーを他に生かした方が有意義だと思います。
公務員ではない他の道を探しましょう。
公務員を辞めても生きていける自信がある
僕は次の働き先が決まる前に公務員を辞めたのですが、正直かなり不安でした(笑)
そんなに貯金もなかったので常にお金の心配をしなければなりませんでした。
僕のような無謀者はなかなかいないと思いますが、いつでも辞められる環境を作っておくのは大事だと思います。
言わずもがな、転職先を用意しておくことは重要ですし、人脈を作っておくことなんかもすごく大事なことだと思います。
あとは稼げるスキルを身につけておくことも大事だと思います。
副業ができないイメージの公務員ですが、『ブログを書くこと』や『FXのトレード』はグレーゾーンだったりします。
それだけの稼ぎで生活していけるようになるには、それなりに努力して勉強する必要があるとは思いますが
多少稼げるようにはなるのはそこまで時間はかからないと思います。
転ばぬ先の杖ではありませんが、いつ公務員を辞めても良いように何かしらのスキルであったり、人脈を作っておけば、公務員を辞めたときに役に立つかもしれません。
スピード感がある仕事がしたい
行政職員は何をするにしても決裁主義ですよね。
すんなり決裁が通れば問題ありませんが、決裁が通らなければ仕事が前に進みません。
例えば新しい備品を購入するとして、購入したい部署の内部で決裁が必要ですし、
その後、実際に備品を購入する経理担当の部署でも決裁が貰えてようやく備品が購入できます。
加えて高価なものや、商品を選んで購入する場合は相応の理由が必要です。
何かモノを買うだけですごく手間ですし、時間がかかります。また、決裁に文句つけてくるお局みたいな人もいたりします。
公務員の仕事は、常に法律や条例、規則や事業計画等に縛られていますが、それらの枠組みの中でうまく整合性を合わせながら、
必要に応じて許可を出したり、補助金をが公務員の仕事の本質であると僕は思っているのですが、
いかんせんしがらみが多いので、何をするにもスピード感にかけます。
決裁を無くせとはいいませんが、急を要すものでなかったり、重要度の高く無いものであれば決裁を省いたり、業務が滞りなく進むオペレーションやシステムを導入するべきだと思っています。
公務員の業務にイライラしている方。どうしたらもっと効率的に進むか常日頃考えながら仕事をしている人。
公務員から脱却してスピード感のある仕事をしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
公務員を今すぐ辞めるべき人のためのチェックリスト
・年齢が30代以下
・心身ともに疲弊している
・組織体制に不満がある
・公務員を辞めても生きていける
・スピード感のある仕事がしたい
本記事の内容は以上です。いかがだったでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございます。
参考になれば幸いです。
ではでは