・採用担当や人事が教えてくれない裏情報を知りたい。
・公務員受験を考えているので生の声が知りたい。
・転職で公務員を考えているが判断材料として様々な情報が知りたい。
こういった疑問にお答えします。
本記事のテーマ
実際働いてみて実感した公務員の残念な点についてご紹介します
記事の信頼性
筆者は某県庁の行政職員(技術職)として3年間働きました。
主な担当業務は公共事業で、事業の計画をたてるところから実際に工事を発注して契約するのが主な仕事でした。
もともと地域のために住民のために役に立つ仕事がしたいと思って入庁しましたが
現実とのギャップが大きく自分の仕事が本当に地域のためになっているのか、行政の仕事に不信感を抱くようになり
葛藤の末思い切って退社してフリーとなりました。
現在はブロガー、webエンジニア、ライターとして生きています。
それでは早速見ていきましょう。
若い頃は死ぬほど給料が安い
大学卒業程度で初任給が20万程度だと仮定します。そこから社会保障費や税金が天引きされるのはご存じかと思いますが
結構な額が引かれます。筆者の過去の給料明細を一例として見ていきましょう。
給料20万円から厚生年金として8000円程度、共済保険料として10,000円程度。住民税が10,000円程度、所得税が20,000円、公宅運営費4000円が天引きされます。
するとこの時点で148,000円です。
ここから固定費として公宅(寮)の食費(食事は平日朝、夜のみ)と光熱費水道代で32,000円。通信費6000円。僕は大学時代に奨学金借りていたので月20,000円の返済があって、残りは90,000円となります。
そこから食費(昼食と休日分)20,000円程度、交際費等10,000円を引くと残りは60,000円となります。
当時車も持っていたので支出が多い年を基準にして月平均にならすとだいたい維持費として月12,000円とすると手元に残るのは30,000円です。
高卒で入社しようものなら基本給が18万円前後なので手元に残るのは10,000円程度でしょうか。
かなり厳しいのがお分かりいただけるかと思います。
公宅費屋食費が安かったのでそれは救いでした。公宅以外の一般の賃貸でも借りてたらもっと出費は多い計算になると思います。
こうしてみると社会保障費で引かれてる部分が多いように感じますね。
公務員の特権としてボーナスはそれなりにでるので、若いうちはそれ頼みですよね。ボーナスでお金ためて切り崩していく感じですかね。
なんとも悲しい。
先生への忖度がある
世間一般にはあまり認知度高くないんじゃないかと思うのですが、地方公務員の仕事に地方議員が絡んでくることが多々あります。
みんながみんなそうだとはいいませんが、ひいきにしている業界(建設業界とか特に)と太いつながりがある先生方は業界にお金が回るようにするために(暗に)根回しや圧力をかけて、事業規模拡大のために画策してきます。
たいてい先生方は課長をはじめ幹部クラスの偉い人のところに来るんですが、ある程度地位のある人たちも自分の立場がありますし、昇進を考えると政治家と揉め事をおこしたくないので、先生方に忖度するというわけです。
それが結果地元のためになっていればまだましですが、意味がないものや、誰も得しない政策を掲げてしまう政治家の先生もいます。
浅い知識で『俺の意見が地元の総意だー』っていう勘違いしている政治家が、いけいけどんどんで地元が求めていない見当違いな政策を推し進めたりします。
で、その成果を地元での説明会かなんかで得意げに説明して、さも『自分が金を引っ張って公共事業やって地元に金落としてやったんだから票を入れてくれ。』的なニュアンスでしゃべってるんでしょうね。きっと。
なんだか悲しくなります。
誰のための公共事業なのか。誰のための仕事なのか。
でも政治家の力が強いので、その意思を反映せざるを得ないのが地方公務員なんです。なんのために仕事してるのかが曖昧になってしまいますよね。
意外と飲み会が多い
部署にもよると思うんですが公務員は意外と飲み会が多いです。コロナの影響があってから飲み会の数自体は現象傾向にあるかもしれませんが、筆者が行政職員だったころは多いとき月3、4くらいのペースで定期的に飲み会がありました。
部署全体での飲み会や、係内の飲み会もありましたが、圧倒的に多いのは、出先機関の人が出張で来庁した際に、つきあいとして若手がかり出されるというような飲み会です。
筆者はこの飲み会がめちゃめちゃ嫌いでした。
人事の話か、昔話しか話題がないんですよね。
次はあのポストにだれそれがとか、昔はあの人はすごかったんだぞーとか。そんな話は正直どうでもいいです。
ただただ時間の無駄にしか思えませんでした。けど、断ると断ったで印象悪いんで結局つきあってたんですけどね。
当時の自分に断れる勇気があれば、もっと有意義に時間使えたと思うんですが、、、。
家庭がなかったり、子供がいない若手は積極的にこういった飲み会に誘われるので注意が必要です。
まとめ
地方公務員は
- 若いころ死ぬほど給料が安い
- 先生への忖度がある
- 割と飲み会が多い
本記事の内容は以上です。参考になったでしょうか。
皆様の明るい公務員ライフを祈っております!
ではでは