新NISAは具体的になにが変わったの?
いつから始まるの?
新NISAはやらない方がいい?
そういった疑問にお答えします。
結論
NISAが2024年からパワーアップします。とても良い制度なので、公務員なら今すぐ始めましょう。
記事の信頼性
筆者は某県庁の行政職員(技術職)として3年間働きました。
主な担当業務は公共事業で、事業の計画をたてるところから実際に工事を発注して契約するのが主な仕事でした。
公務員は3年で退職してしまいましたが、当時の経験を発信しながら、現在はブロガー、webエンジニア、ライターとして生きています。
それでは早速みていきましょう。
新NISA変更点まとめ
NISA⇄つみたてNISAを併用可能
現行のNISA制度では、つみたてNISAか一般NISAのどちらかを選択する必要がありましたが、新NISAではこれら2つを併用することができます。
年間投資非課税枠が拡大
つみたてNISAでは年間40万円まで、NISAでは年間120万円までと上限が決まっていましたが、積立の枠が120万へ一般の枠が240万円に拡大されます。ちなみに、トータルの非課税限度枠は1800万円までとなっています。
非課税期間が無期限に
現行制度では値上がり益や配当金に対する非課税期間がつみたてNISAで20年間。一般NISAで5年と決まっていましたが、新NISAでは非課税期間が無期限に延長されます。
以上がざっくりとではありますが、新NISAの変更点です。さらに詳しく知りたいという方は金融庁のリンクを載せておくので調べてみて下さい。
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html
いつから始まるの?
新NISA制度は2024年からスタートします。つまり2023年のNISAについては従来どおりの制度を利用する形になります。
これからNISAを始めようと思っている方にとって、2024年から始まるなら、そんなに焦る必要はないなと思われるかも知れません。
ですが、筆者は23年から。もっと言えば、いますぐNISAを始めることを強くお勧めします。
理由は簡単で、NISAと新NISAは別物だからです。
もし仮に、23年からNISAを始めたとします。そうすると、24年から導入される新NISAの投資可能額、課税対象額、非課税期間が減ってしまいそうな気がしてしまいますが、
23年中に現行NISA枠で購入した投資商品は、現行NISAの年間投資可能額、課税対象額、非課税期間が適応されるので24年からのNISA枠に影響を及ぼすことはありません。
ようは今年中に始めれば、現行制度と新制度の二重取りが可能という訳です。
だったら、今すぐ始めないわけにはいかないですよね。筆者なら迷わず利用します。
公務員にとってNISAはやらなきゃ損
以前、現行NISAについてではありますが、NISAが公務員にとってめちゃめちゃおすすめだという記事を書きました。
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元々おすすめだったNISA制度が、今回のパワーアップに伴ってさらにおすすめの制度になりました。
公務員は収入の面で安定しており、長期間コツコツ投資ができるので、これまで以上に強くおすすめしていきたいと思います。
新NISAを利用しないとなんなら損するレベルです(笑)
どうやって始めたらいいの?
ここまで読んでいただいて、”NISAを始めたい”と思っていただいたあなたに筆者おすすめの証券口座をお伝えします。
もちろん興味がないと思った方はここで読むのをやめて頂いてOKです!!
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NISAを始めるにはまず証券会社で口座を開設してみましょう。
NISAに限らず投資を始める際におすすめなのが、ネット証券です。普段利用されている銀行や総合証券会社やでも投資商品を扱っている場合もあるかと思いますが、ネット証券は取り扱っている銘柄数が多いことや、少ない額から積み立てできるという点でネット証券が圧倒的におすすめです。
ただ、銀行や総合証券会社のメリットは対面で相談しながら決められることですので、初めての運用で分からないことが多く、できるだけ相談しながら銘柄選択などを行いたいと思う人は銀行や総合証券会社を選ぶと良いでしょう。そうでなければネット証券で口座を開設するのがおすすめです。
参考までに筆者がおすすめのネット証券を紹介していきます。
SBI証券
▼「SBI証券のNISA」おすすめポイント
- 取扱い銘柄数がどの証券会社よりも多い
- 三井住友カードで積立額を決済するとポイント還元がある
- 投資信託の平均保有残高に応じてポイントが貯まる
- 「毎週」の積立頻度にも対応している
SBI証券は、個人取引シェアNO.1で投資初心者からベテラン投資家まで幅広い投資家層から支持を集めています。つみたてNISAの商品ラインアップが最も多く、信託報酬を0.15%以下に抑えた低コストの「SBI・Vシリーズ」が人気です。
SBI証券では、国内株式から投資信託、外国株式まで数多くの商品がNISA対象となっていて投資信託においても、ほとんどがNISA対象となっています。 外国株式については、ネット証券最多の9か国の株式を取り扱っており、その全てがNISAの対象となっています。
また、国内株式では単元未満株を除く全ての取引で手数料が無料になっており、外国株式についてもETFの買付手数料が無料になっています。
SBI証券の特徴は、買付を三井住友カードで決済すると、三井住友グループのVポイントがカードの種類によって0.5~2%貯まること(ポイント付与の対象の上限は5万円)。
このVポイントは、Amazonギフトカードなどのオンラインギフトカードやマイレージに交換することができます(2022年5月30日よりVポイントによる投資も可能です)。
また、投資信託の月中の平均保有残高(つみたてNISAも対象)に応じて、TポイントもしくはPontaポイント、dポイントが貯まります。
∥dポイントやPontaポイントがザクザク貯まる∥
楽天証券
▼「楽天証券のNISA」おすすめポイント
- 取扱い銘柄数が2番目に多い
- 楽天キャッシュ決済で合計1%ポイント還元
- 楽天ポイントを再投資できる
積立投資をしながら楽天ポイントが貯まるのは楽天証券ならではのメリットです。付与されたポイントを再投資すればさらなる複利効果が望めますね。楽天会員のかたは他にも色々なメリットがあるので特におすすめです。
楽天証券では、国内株式から外国株式まで多くの商品がNISAの対象となっています。国内株式では売買手数料が無料になっており、海外ETFの買付手数料も全額キャッシュバックされるため、コストを抑えて取引することができます。
楽天証券では、つみたてNISAを含む投資信託の積立金額を楽天カードで決済をすると楽天ポイントが1%貯まるサービスが人気でした。しかし、2022年9月買付分からは実質0.2%還元にダウン。
その代わりに誕生したのが、オンライン電子マネー「楽天キャッシュ」による決済方法。
この辺は詳しく解説されたサイトがあるので、リンクを貼っておきます。
https://www.a-tm.co.jp/top/securities/securities-osusume/rakuten-securities/rakuten-cash-investment-trust/
貯まった楽天ポイントは楽天証券で再投資(=「ポイント投資」)することもできますし、楽天市場やコンビニ、スーパーなどで1ポイント=1円として使用することもできます。
また、楽天証券はつみたてNISA全銘柄の約9割の181本をカバーしており、商品選びの選択肢が多いのも強みです。
還元率とかは関係なく、楽天経済圏で暮らしているからこっちがいいというのでもありだと思います。
∥楽天ポイントがザクザク貯まる∥
まとめ
今回は新NISAについて紹介してきました。
具体的には
ポイント
・NISAがパワーアップ(・つみたて枠、一般枠の併用が可能・非課税投資可能額が増加・非課税期間の無期限化)
・公務員にとってNISAはやらなきゃ損
・現行NISAと新NISAは別物なのでいますぐ始めるべき
といった内容でした。
筆者自身はNISAを強くおすすめはしますが、投資にもリスクは当然あります。
それを考慮した上で、ご自身の判断で投資を行なってください。
皆さんの楽しい投資ライフを応援しています。
ではでは