夫婦・結婚・離婚

【結婚3ヶ月で離婚しかけたワイが語る】スピード離婚の原因とは。対処法など。

離婚しようか迷っている。

結婚生活のリアルを聞きたい。

結婚したはいいが、スピード離婚しそうになっていて困っている。

 

こういった疑問にお答えします。

 

 

✔️結論

常にパートナーの立場で考え、行動する。なにがあっても味方でいてあげる。

 

 

 

✔️目次

いきさつ

結構長くなりますが、少々お付き合いください。m(_ _)m

 

母親が病気をしたことをきっかけに私がUターン転職して、私と嫁と,私の母親の3人で暮らすことになりました。

初めの頃は何事もなく,楽しく生活していたのですが,共同生活が1ヶ月を過ぎた頃から、価値観のずれ,生活スタイルの違いなど,些細なことから嫁と母親の関係がギスギスし始めました。

母親は『こうするべき。こうあるべき。』という観念が強いタイプの人間で、嫁にもそうあって欲しいようでした。

一方、嫁は嫁で世間一般的にかなりズボラにカテゴリーできるようなタイプで,なおかつマイペースなところがあるので頑なに自分を曲げようとしませんでした。

何度となく3人で話し合い,時にはサシで嫁と母親で話もしたようですが,2人の間の溝は一向に埋まる気配はなく,より一層深いものになって行きました。

そもそも話し合いで解決できるような問題でもなかったのかもしれません。

 

その後も母親は何度も説得を試みたようですが,嫁は聞く耳を持ちませんでした

嫁は僕がいない場所で母親にあれこれ言われるのが気に食わなかったらしく,不機嫌になり,僕に八つ当たりするようになりました。

母親の指摘も一理あったので、それとなく母親に便乗する形で、「もっとこうしてみたらいいんじゃない?」と言ったら、嫁は「自分には誰も味方がいない」だのなんだの言い出して、ヒステリックになり、「実家に帰る」と言い出しました。結局言葉だけで、実際に行動には移しませんでしたがね。

そんな状態がしばらく続き、なにかを察したのか母親は嫁がいない時を見計らって、離婚した方がいいと言ってくるようになりました。

が僕は断固として離婚しませんでした。他人からみれば、出来の悪い嫁かもしれませんが、僕にとってはかわいらしいところがあるし、単純に嫁が好きだったので、離婚をしようとは思いませんでした。

単身で、友達も居ない土地で嫁は嫁なりに努力しているのがわかってましたし、付き合っているころから嫁を見てきた僕としては、母親の知らない魅力的な面もたくさんあると思っていました。

僕を説得しても、嫁を説得しても効果がないと判断した母親は、ついに諦めがついたのか、ある日を境に、僕たち夫婦とは別に食事をとるようになり、仕事から帰ってからは自室に篭りがちになりました

単純に嫁と一緒の空間にいたくなかったのか、現実逃避をしたかったのか。真意は分かりませんでしたが、その状況を受けて、嫁も輪をかけて離婚しようとせがむようになりました。就寝前に毎日毎日言い争いが続きました。

僕自身は疲れて仕事から帰ってきたのに家には気持ちが休まる環境がなく、母親に対しても、同居しているに別々に食事を取るというような状況になってしまっている現実に罪悪感を感じ、かといって2人の関係は修復できる兆しがなかったので、メンタルが次第に弱っていきました

しばらくそういった状況が続いたある日、急に体調に異変が出ました。

朝ベットから起きあがろうとしたら、ひどい目眩に襲われました。視界がぐるぐる回って、壁伝いになんとか立ち上がったものの、歩くたびに視界が揺れてまともに歩くことすらできません。

なんとか気力でリビングに向かおうとしましたが、気分が悪くなりトイレへ直行して吐きました。人生で経験したことのないくらいめまいと吐き気がすごく、このまま死ぬのではないかとも思いました。

病院に行くとストレス性の眩暈と診断されました。

数日で治るとは思うが、治療薬はないので自然に治るまで待つしかないと言われました。酔い止めの薬だけ処方されました。

ようはひたすら耐えるしかなかったのですが、薬を飲んでも体調が悪く、吐き気は治らず、寝返りをうっただけで吐くというのを繰り返していました。

もちろんそんな状態で仕事ができるわけもなく、結局その週はほぼ出勤できませんでした

 

今更かよと思われるかもしれませんが、これはもう、いよいよこのままでは嫁も母親も僕自身もダメだなと思いました

僕個人的には離婚はしたくなかったので、嫁を連れて実家を離れる決断をしました。

体調が良くなってから、物件を調べて、すぐに内見にもいきました。ちょうどいい物件があったので、そこの申し込みをしました。(その時点で母親に話はしていませんでした。)

 

その夜すぐに母親と嫁と僕で話し合いをしました。

母親には思いっきり反対されました。『嫁といても僕が苦労するだけだ』とか。『しあわせにはなれない』とかいろいろ言われました。

でもこのままではみんな共倒れすると思ったのと、僕自身2人の板挟みになるのが1番辛かったので、とにかくこの状況を打破するべく必死に話し合いをしました。

夜な夜な話し合いの結果、母親が折れる形で、家を出ることが決定しました。

決まったものの、引っ越しまでには少し間があり、その間もいざこざや言い争いが絶えず、僕はそれにやられて、何度か目眩を再発させました。(2人はそのことを知りません。)

それでも、やっとこの状況が変わるという希望を抱きながら、必死にその期間を乗り越えました

引っ越してしばらく経った今では嫁も母親もだいぶ落ち着いている様子です。

僕1人で母親の様子を見にちょくちょく実家に帰っているので、嫁について小言を言われることもありますし、いまだに気にしている様子ではありますが、僕自身は体調もすこぶる良く、目眩も再発はしていません。

 

今になって後悔しても遅いですが、僕にも改善すべきところはあったし、嫁にも改善するところはあったと思います。もちろん私の母親にも改善するべきところがあったと思います。

 

それを考慮しても、今回は誰が悪かったとかではなく、単純に価値観や生活習慣に大きな隔たりがあったことが大きな原因だと考えています。

 

その中で、私が学んだ教訓を記していきたいと思います。

 

 

この経験から得た教訓

1.人は違って当たり前

我々は普段、意識せず、育った家庭環境や人間関係の影響を受けていると思います。間違いなくそれは、考え方や価値観に影響を与えていて、「こうあるべき。こうするべき。これは一般常識だよね。普通はそうだよね。」という物事の判断基準になっていることがあると思います。

 

一例を挙げるとするなら、

○子供には毎食手作りの食べ物を食べさせるべきだ。とか

○家事は奥さんの仕事だ。とか

○休日はなるべく外出した方がいい。とか

 

育った環境が違えば考え方が違うのは当たり前で、そのことは夫婦間はもちろん。それぞれの家族もあらかじめ理解した上で、発言や行動をしないといけないと思います。

 

自分の考えや価値観を一方的に押し付けることは間違っていますし、「自分が絶対正しい」とか「それが普通」とは思わない方がいいです。

 

物事に関する“普通“という感覚は人によってそれぞれ違います。

 

だから、それを相手に押し付けるのは違うと思います。

 

たとえ家族でも兄弟でも100%あなたと同じ考え方の人なんていないですよね。重要なので何度も言いますが、人は違って当たり前なので、無理やり他人の考え方や生き方を変えようとするのは無理がありますし、時間の無駄です。

 

それを前提に相手の考え方や価値観にリスペクトを持って接することができたら、とても素晴らしいことですよね。

 

 

 

2.親世代と価値観に決定な違いがあることを理解する

ひと昔までは結婚するというと、女性は実家を離れ、旦那さんの家に「嫁ぐ」とか「家に入る」みたいな考えがあったようで、女性の実家でも旦那さんや旦那さんの家庭に「嫁にくれてやった」というような認識があった時代があったようです。

 

昔ドラマとかでやってた、怖そうなお父さんが『お前のようなやつに娘はやれん!』ってやつなんですかね。

 

とにかく、いったん結婚したら、旦那さんの家庭に一生を捧げるような覚悟で実家を出る。そういったある意味不可逆的な、かなり覚悟が必要なものだったようです。

 

ですが、現代の令和ではそういったイメージを持って結婚する人は少数派でしょう。僕たち夫婦もどちらの両親とも仲良く、長いお付き合いができたらと思って結婚しました。

 

もしも、どちらかのご両親がそういった昔の感覚をお持ちの場合は、うまく立ち回らないと絶縁状態にもなりかねないということです。

 

男性陣はそこらへんの嗅覚がないので、注意が必要です

 

男性は鈍感と言われますが、気づいた時には関係が悪化しているということになりかねません。ですから、そいうことに比較的長けていると思われる奥さんと協力して、常にご両親や周りのご家族と良好な関係を構築するにはどうしたらいいかを考え、先手先手で対策を行うのが良いと思います。

たとえば、

○日々の感謝を忘れない。小さな贈り物をする。

○定期的に子供の写真や動画を送ってあげる

などですかね。

 

常に先手先手で良好な関係を作るように心がけていれば、そこまで関係が悪化することはないと思います。

逆にちゃんとできていないと、一気に関係が悪化します。まぁ、私はこれができなかったので離婚しかけた訳で。えらいことは言えません。

 

 

 

 

 

3.うちに限ってそんなことはないという慢心を捨てる

“嫁姑問題“と聞くとテレビの中で聞くような話というか、どこか対岸の火事というか、根拠もないけどうちの家族には無縁な話というような感覚がありました

 

うちの母親はそういったこととは無縁というか、昔の風習等にこだわるようなタイプではなかったので、まさかそんな事態には発展しないだろうという慢心がありました

 

ところがどっこい、嫁姑問題は現実のものとなり、離婚騒動になり、ストレスで体にも影響が出る事態にも発展しました

 

何が言いたいかというと、嫁姑問題は実際どこの家庭でも起こり得るということです

 

うちに限ってそんなことにはならないだろうという慢心ほど危険なことはありません。

 

自分がそうだったので、お話ししています。

 

問題が起こり得るかもしれないと想定した上で、物事を進めることができていたならば、ここまで関係がこじれることはなかったのではないかとたまに物思いに耽ることがあります。

 

まぁ、後悔しても遅いんですけどね。

 

 

4.親とは別々に暮らす

結論としては両親とは離れて暮らすのが最適解だと思います。完全な二世帯住宅を除いて、普段の生活が見えるようなところで親と同居するのはお勧めしません

 

近くに親がいる環境はすごくいいと思います。奥さんの実家のすぐ近くなら、子供ができた時など協力が得られる可能性が高いですし、奥さんとしても実家がすぐ近くにあるというのは安心材料になると思います。

 

そもそも我々が母親と同居した理由としては

 

実家は母親しか住んでいなかったので、部屋が余っていた。

部屋を借りたらお金がかかるので、お金の節約につながる。

 

という理由からでした。

 

しかし、この選択が一番の失敗だったと思います。

 

もし、これが逆の立場で、旦那さんが奥さんの家に婿入りしたら、四六時中奥さんの両親の目がある環境ってめちゃめちゃ疲れますよね。

 

ですので、可能なら夫婦2人で暮らすようにしましょう

 

旦那さんの実家に奥さんが置かれているとすれば、自然とストレスが溜まってしまうのも分かります。もしもそういう状況にあるなら、旦那さんは奥さんがストレスを抱えやすい状況にあることを理解し、想像力を働かせて、自分が同じ状況だったらどうして欲しいかを考え、常に気遣い、必要に応じてサポートしてあげる必要があると思います。

 

私にはこの視点、配慮が欠けていました。

 

 

最後に

いかがだったでしょうか。今回の記事では三ヶ月で離婚しかけた私の経験則にもとづいて、何が失敗だったのか、そして対策法についてお話してきました。具体的には

 

○人は違って当たり前

○親世代と価値観に決定的な違いがあることを理解する

○うちに限ってそんなことはないという慢心を捨てる

○親とは別々に暮らす

 

といった内容でした。

 

私は嫁と母親の板挟みになって仕事にも影響が出るくらいメンタルをやられました。当時は毎日本当に辛かったし、今思えば鬱っぽくなっていた気もします

 

私は自分と同じ末路を辿ってしまう人が1人でもいなくなればと思い、この経験談を共有しています。

 

板挟みになる苦しみは実際になってみないとわからないですし、家に帰っても気が休まる場所がないのは本当に辛いですし、冗談抜きで精神的にやられます。

 

これは本当に重要なので何度も言いますが、姑問題はどこの家庭でも起こり得ります

 

ので、起こる前提、起こっても冷静に対処できるように、事前に対策を考えておくことをお勧めします

 

一度関係が崩れてしまえば、修復するのは容易ではありません。ことが起こってから後悔してもどうしようもありません。

 

今ならまだ間に合うかもしれませんよ。

 

少しでも私とおなじ苦しみを味わう人がいなくなりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-夫婦・結婚・離婚

© 2024 jalliBowie Powered by AFFINGER5