このまま公務員を続けていていいのかと悩んでいる
退職したらどういったデメリットがあるのか知りたい
他にも知っておくべき情報があれば知りたい
こういった疑問にお答えします。
結論
公務員を辞めても後悔はしません。退職するなら早いうちをおすすめします。
記事の信頼性
筆者は26歳の時に公務員(地方の行政職員)を自主退職しました。結論から言えば、公務員を辞めたことは後悔していません。むしろ辞めてよかったと思っています。
20代で公務員を辞めてどうなったか。具体的にどういった変化があったのか。そして辞めたことによって得られたと感じたことを順番に解説していきたいと思います。
ちなみに現在はブロガー、webエンジニア、ライターとして生きています。
それでは早速見ていきましょう。
仕事が楽しく感じます。
地方公務員(行政)の時ははっきり言って給料のために働いてました。基本給に関しては、頑張って頑張って働いても若いうちは薄給です。それでもボーナスはちゃんと貰えるし土日は休みなのでそれを励みに頑張ってました。
『誰のために働くの?仕事のやりがいってなに?』そういった考えは仕事の邪魔になるので、なるべく考えないようにしてました。
気持ちを押し殺すじゃないですけど、淡々と仕事をこなしてました。
ですが、今は自分がやってみたい仕事・挑戦したい仕事ができています。その対価として報酬ももらえるので、気持ち的には一石二鳥というかとても得している気さえしてきます。
われわれは一体なんのために働くのか?
筆者はたまに物思いにふけって人間が何のために働くのか考えたりするのですが、正直、働きたくて働いてる人なんてほとんどいないと思うんですよね。
みんな生きていくために働いてる。だから大変だし、辛い時もある。みんなそれぞれいろんな状況があって、いろんなことを抱えながら仕事してる。
それは仕方がないと思うんです。
1日の労働時間を8時間とすると、1日のうち3分の1の時間を職場で過ごしているということになります。それが40年間続くと考えると、単純計算ですが、40÷3で実に13年近くの時間を過ごしていることになります。
せっかくだったら楽しく仕事したいし、やりがいのあることを仕事にしたいと筆者は思うわけです。
『つまらない仕事でもいいとか。安くても生きていけるだけの給料もらえればいいとか。安定してさえいればいいとか。』それでいい人はそれでいいと思うんです。筆者はこれを公務員的生き方と呼んでいますが、そういう人ってたぶん、とっても公務員にむいてると思います。
そういった考えを否定したいわけではなくて、
いろんな考え方があっていいと思うんです。
ただ、筆者は公務員的な生き方があんまり好きじゃなかった。だから筆者は今がとても楽しいです。楽しく仕事ができています。
筆者の考えにちょっとでも共感できる人。そういった生き方をしてみたいっていう人は、公務員を辞めてもきっと後悔しない人だと思います。
ちなみにいいとこに転職しようと思ったら、転職エージェントを使うと良いです。ちゃんとプロに頼むのがおすすめです。
サービス残業が無くなった
筆者が地方公務員(行政)のとき、定時は17時までだったのですが、18時からではないと残業にカウントされないという謎のシステムがありました。
ので、定時までに仕事が終わらず、中途半端に残業してしまい、かつ時間外手当もつかないというもどかしい時間が結構ありました。
20時までとか、ある程度残業したほうが結果的においしいので仕事が中途半端になりそうなときは、途中であっても定時で切り上げて、後日ちょっと長めに残業して時間外手当を稼ぐという方法を多用していました。
地方公務員(行政)の時は時間外手当の予算が課内で合計いくらと決まっていました。
近年の行政職員は時間外を減らしていこうねという風潮があります。ただ、その代わりに生産性を上げるためにはどうしたらいいかとか、そう言った試みは皆無ですが。
これは筆者の経験談ですが、ある年、緊急的な業務で他の係の時間外が増えている状態で、それにプラスして、同じ課の働かないおっさんがむやみに時間外をした(おじさんは若手職員と比較して単価が高いので、多少残業しただけで、とんでもない額を食いつぶすのです。)せいで、課の時間外の予算が残り少なくなってしまい、年の途中にして時間外を控えろとのお達しが出ました。
当然、通常運転の我々の仕事量に変化はないので、いつもとやることは変わりません。いつもなら時間外として計上していた分が、計上できなくなってしまったので、結果的にサービス残業としてやるはめになりました。
緊急的な業務は仕方ないですけど、日中仕事しない人が残業してるのってなんか残業代で稼いでるみたいで良くは思わなかったですね。
実際こっちは残業代がでない中、仕事せざるを得ない状況になっているわけなので。
で、公務員を辞めたらサービス残業がなくなりました。
そもそも無闇に残業することが無くなったのと、仕事ができる人たちが多いので、残業代が食い潰されるという現象も起きません。というかそもそも課内でいくらと予算がつくような方式ではないので、時間外として申請しさえすれば、ちゃんとその分が支払われるようになりました。
あとは、予算や人員が限られている中で、どうやったら生産性を維持していけるかということを上司含め自分も考えながら動いているので、
できることはいろいろトライしてみて、失敗であってもまた新しいことをやってみるということを実践しています。
この過程が公務員時代経験したことがなかったので、大変面白いなと思いながら日々の仕事をしているところです。
休日の過ごし方が変わった。
公務員(行政)の時代は土日祝休みが当たり前でした。
一週間のうち2日も休みがあると、金曜から土曜の夜中まで飲み歩いて、次の日はお昼に起床したり、一日スマホをいじりたおしてなにもしないで過ごしていたりという時間を非常に無駄にする生活を送っていました。
地方公務員を退職してからというもの、常に2日休めるとは限らないので、時間を効率的に使うというか、無駄な時間を出してなるものかというスタンスで、いかに少ない休みを有効に使うか、充実させるかということに重きをおいて過ごすようになりました。
早寝早起きすることはもちろん、一日をどう過ごすか考えに考えるようになったので、達成感ではないですがやり切った感があり、一日終わった時の充実感が変わった気がします。
また、ある程度予定をつめつめにするので適度な疲労感で、翌日の仕事に向けてぐっすり睡眠がとれるという好循環を生みました。
週末だからといって、遅くまで起きていたり、いつもより遅く起きたりすると、リズムを崩してしまい、平日の起床就寝の時間に戻るのに時間がかかり、かえって体に不具合を起こすらしいですが、確かにそうだなという体感があります。
休日にちゃんとリセットというかリフレッシュできているので、平日の仕事のパフォーマンスも向上している気がします。
別に週休2日じゃなくてもいいじゃんというのは発見でしたね。
人生における時間って、われわれが思っているよりもずっと限られてると思います。その時間を少しでも有意義なものにしたいですね。
まとめ
今回は【公務員を辞めたらこうなった】後悔する?しない?というテーマで見てきました。
まとめてみると
ポイント
・仕事が楽しくなった。
・サービス残業が無くなった。
・休日の過ごし方が変わった。
でした。
ここでひとつ質問です。
あなたが社長だったとして、50代;外資系の企業からベンチャー企業に移り、新規事業の立ち上げを経験してきた人と40代;公務員しか経験してない人どっちを雇いたいですか?
『コストに対する意識や感覚が鈍そう。公務員の仕事はぬるそうだから、民間では使えなそう。公務員は安泰そうなのに、わざわざ民間に来るとかどMなの?』
ただでさえ公務員に対してこういったイメージを持つ人は多そうな気がします。
年齢がある程度いってれば、さらにマイナスな印象を与えることは否めません。
辞める、辞めないの判断は早いうちが良いと思います。
若さは価値だと思うので。
転職にはエージェントを使うのがおすすめです。
その辺りについてはまた別記事を書きたいと思います。
ではでは。