老後が不安。
iDeco(個人型確定拠出年金)を始めたいと思っているがよくわからない。
将来に、向けて資産形成したい。
そういった疑問にお答えします。
結論
iDecoは早く始めれば始めるほどお得です!今すぐにでも口座開設してみましょう。
記事の信頼性
筆者は某県庁の行政職員(技術職)として3年間働きました。
主な担当業務は公共事業で、事業の計画をたてるところから実際に工事を発注して契約するのが主な仕事でした。
公務員は3年で退職してしまいましたが、当時の経験を発信しながら、現在はブロガー、webエンジニア、ライターとして生きています。
それでは早速みていきましょう。
目次
個人型確定拠出年金(iDeco)とは?
iDeCoとは、公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度の一つです。
かつては加入資格に制限がありましたが、2017年の制度改正で現役世代の国民ほぼ全員が加入できるようになりました。また、2022年の改正により加入できる年齢が65歳未満にまで引き上げられました。
仕組みとしては個人年金保険に近いですが、掛金を自分の裁量で決定、運用でき、掛金とその運用益との合計額をもとに給付(年金)を受け取ることができます。
しかも通常は投資で利益が出ると約20%もの税金がかかりますが、iDeCoによって得た運用益は税金がかかりません。つまり満額受け取れます。長期的な積立をすることで得られた運用益により、老後に受け取る年金を増やせるわけです。
掛金はその年の年末調整時に所得税から控除されますし、結果的にその翌年も住民税が安くなります。また、実際に年金の給付を受けるときも年金としての控除が受けられるので大きな節税効果が期待できます。
そもそも公務員はiDecoに加入できるの?
結論から言えば、公務員も問題なく加入できます。
iDeCoの前身とも言える個人型DCが導入された当初は、自営業者や企業年金のない従業員に限定された制度でした。しかし2017年から公務員などへ加入対象が大幅に拡大し、加入者数も大きく伸びています。
2022年8月現在、約50万人の公務員がiDeCo(イデコ)に加入しているとのこと。
給料や退職金がしっかりしている公務員ではありますが、年金制度の改定や退職金減少などの理由で加入数が増えています。
公務員がiDecoに加入するメリット&デメリット
それでは公務員がiDecoに加入するメリット、デメリットを元公務員で今現在もiDecoを利用している筆者が説明していきます!
メリット①収入が安定している
公務員の給与水準は、民間の給与実態に応じて決められているため、社会の平均的な給与が公務員の給与に反映されていると言えます。特段高い訳ではないですが、べらぼうに低いわけでもないということです。
安定した収入があることは、老後の資産を増やしていくうえでとても重要な要素になります。iDeCoで運用型の商品を選択する場合、成功するためには長期的にコツコツ続けていくことが大切だからです。(詳しくは後ほど説明します)
収入が安定している公務員であれば、毎月コツコツ掛金を積み上げていけるわけですね。
また、公務員は会社員よりもリストラや倒産のリスクが低いため日常の生活収支計画が立てやすく、掛金を計画的に準備しやすくなります。
メリット②社会保証が手厚い
公務員は収入が安定していることに加え、社会保障も手厚いです。
住居手当はもちろん。配属先によっては僻地手当、離島手当なるものもあったりしてサポートが手厚いです。また、医療保険や生命保険も、共済保険に加入できます。
同じ保証内容でも、民間で契約するよりも割安で保険に加入できますし、万が一病気になって、高額な医療費がかかったとしても、自己負担額は民間の保険会社に比べて格安で済むということがあるようです。
ですので、急に事故をして入院することになったため、iDeCoの掛金にまわすお金がない。なんてことにはなりにくいという点もメリットです。
メリット③長期で積み立てできる
長期で積み立てることがなぜメリットなのかですが、これにはドルコスト平均法というものが関わってきます。
もし投資に興味があったりする人であれば耳にしたことがあるのではないでしょうか。
運用型の商品を購入する場合、日本を含め、海外も株式相場は絶えず変化します。高値のときもあれば、安値のときもある。毎月一定額買うと仮定して、購入している期間が長ければ長いほど、この変化の波高が平準化され、長期的に見ればプラスになるという理論です。
iDeCoは基本的に始めるのが若ければ若いほどお得です。掛金を払い続けた年数が多い方がより利益の増減が相殺されて、プラスに転じる可能性が高いからです。
公務員であれば、ごく普通に生活していれば新卒から定年まで長い間働き続けることができるわけで、その間は安定した収入が見込めます。会社から首を切られることもないのはメリットですね。
デメリット①原則60歳までは引き出せない
ここまでメリットばかりじゃないか!と思ったかもしれませんが、メリットしかない商品は怪しいですよね。
実はiDeCoにもデメリットも存在します。
まず、元々が私的年金制度の商品なので、満期は60歳ということになり、どれほど運用益が出ていようが、60歳になるまでは引き出せないというのが、デメリットです。
この点だけを考えれば、民間の保険会社で売っている養老保険の類や定期積立の預金の方が合っているという人もいます。
そこは自分でもよく調べてみて、どの商品が今の自分のライフプランに合っているかを考えてみると良いかもしれません。
デメリット②元本割れのリスクがある
iDeCoは元本変動型の投資信託で運用した場合、当初の購入代金を下回ってしまう「元本割れ」を起こすリスクもあります。
例えば、掛け金として500万円で購入運用したが、実際帰ってくる年金として帰ってくるお金は470万円やそれ以下になるかもしれないということです。
資産運用は自己責任となるため、もし損失が出たとしても補償はもらえません。
とはいえ長期投資は収益率が安定しやすい傾向があるため、老後には高い投資成果を生み出してくれるはずです。
また、考え方によっては、運用により500万円が600万になる可能性もあるということです。しかもその100万円には所得税はかかりません。
結局は好みの問題だと思います。もしも「元本割れは絶対に避けたい」と思うならば、定期預金や保険を利用した元本確保型を選ぶと良いでしょう。
結局なにから始めたらいいの?
ここまでみてきて、iDeCoにすごく興味が湧いたけど
なにから始めたらいいかわからない
おすすめの証券会社を教えてほしい
こういう悩みを持つ方も多いと思います。そういう方の疑問にお答えします!
iDeCoを始めるにはネット証券で口座を開設してみましょう。
普段利用されている銀行や総合証券会社やでも投資商品を扱っている場合もあるかと思いますが、ネット証券は取り扱っている銘柄が多いことや、管理費が安いという点でネット証券が圧倒的におすすめです。
ただ、銀行や総合証券会社のメリットは対面で相談しながら決められることですので、初めての運用で分からないことが多く、できるだけ相談しながら銘柄選択などを行いたいと思う人は銀行や総合証券会社を選ぶと良いでしょう。そうでなければネット証券で口座を開設するのがおすすめです。
楽天証券
iDeCoにおすすめなネット証券①は「楽天証券」です。
◯おすすめポイント
▼楽天ポイントが貯まる!使える!
楽天経済圏とは、日常生活に必要なあらゆるサービスを楽天グループで統一するシステムのことです。例えば、楽天市場でお買い物をして、そのカードの支払いは楽天銀行と連携した楽天カードから引き落とす。といった具合です。最近では楽天モバイルやラクマなども有名ですね。iDeCoにおいても、楽天ポイントを貯めたり資産運用に使ったりしながらお得に運用できます。
▼iDeCoの新規加入者数が2019年~2021年まで3年連続No.1
口座管理料は残高を問わず誰でも0円で、コスト面から最もお得な金融機関の1つです。投資信託のラインナップは31本と豊富です。また、iDeCoに関する疑問や不安を解消できる、ウェブセミナーを随時開催しているのも長期利用する上で安心ですね。以上の理由から人気となっています。
∥楽天ポイントが貯まる!使える!∥
SBI証券
iDeCoにおすすめなネット証券②は「SBI証券」です。
◯おすすめポイント
▼毎月の口座管理手数料が最安
SBI証券のiDeCo口座管理手数料は業界最安の171円。コストを最低限に抑えてiDeCoをやりたい人におすすめの金融機関です。
▼商品ラインナップが優秀
SBI証券のiDeCoは、1本で全世界の大中小型株式に投資できるタイプや、4資産(国内株式・先進国株式・国内債券・先進国債券)、8資産(4資産+新興国株式・新興国債券・国内リート・先進国リート)に均等投資できるバランスタイプなど、分散投資に便利な商品もしっかり含まれています。いずれも最安コスト(信託報酬)の商品を揃えているので、他社と比較しても優秀なラインナップといえます。
▼ネット証券ナンバー1
SBI証券は、株取引手数料の積極的な値下げなど利用者に寄り添ったサービスが好評で、最も多くの人に選ばれているネット証券です(グループ全体の口座開設数800万突破はネット証券1位)。
∥ネット証券No.1の実績∥
まとめ
今回の記事では、資産形成iDeCoの始め方について紹介してきました。
具体的には
ポイント
- iDeCoとは、公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度の一つ。
- iDeCoは公務員でも加入可能!さらに、公務員との相性は最高。
- デメリットもあるが、早く始めれば始めるほどお得!。
- おすすめの証券会社は楽天証券、SBI証券。
といった内容でした。
公務員ならなるべく早くiDeCoを始めるべきだと筆者は考えますが、今回の記事でご紹介した内容をうけて、ご自身でも様々な情報を調べ、整理し、メリットがあると判断したらならば、初めて見てはいかがでしょうか?
公務員の場合は、職場からも提出してもらう必要のある書類があるので、早めの手続きをおすすめします。
資産形成は一日にしてなりません。コツコツ着実に積み立てて老後の資金を手にされてはどうでしょう?
参考になれば幸いです。
ではでは